JPXシリーズ
- SPSテクノロジーによる新しい生産システムを創造!
- SPS加工ノウハウと豊富なSPS装置生産実績をベースに新開発!
- モジュール構造で生産品・量に合わせた処理室増設可能。
PRODUCTS LINE UP
JPX-120G | 最大加圧力 1.2MN | 最大焼結電流出力 A |
JPX-300G | 最大加圧力 3MN | 最大焼結電流出力 A |
JPX-600G | 最大加圧力 6MN | 最大焼結電流出力 A |
JPXシリーズは生産用に開発された次世代型SPS生産システムです。独自開発の大容量インバータ方式省エネ型電源は生産現場の設備環境負荷低減に大きく貢献し、スパッタリングターゲット材など大面積かつ高純度、高密度、微細組織構造の高品質焼結体の経済的製造を可能にします。ボックス型水冷真空チャンバーは前後に開閉扉を設けチャンバー内作業が容易な新設計。シングルヘッド大型バッチ方式をベースマシンとしフレキシブルなモジュール構造により「予熱炉」「SPS焼結炉」「冷却炉」を連結してトンネル型SPS生産システム(連続炉)へ容易にアップグレードすることができます。イニシャルコストを抑え、パイロット生産から本格量産へ段階的に移行する生産現場へ配慮した拡張機能を有しています。 ■ 生産量に合わせシステムアップ(マルチチャンバー後付け)可能なフレキシブルシステム ■ ワーク自動搬送機構付き角チャンバー構造 ■ 高い安全性と容易なメンテナンス構造 ■ 大型タッチパネルと操作ソフトで高精度なプロセス管理が可能
製品の特徴
独自開発の高効率省エネ型電源
独自開発のDCパルスインバータ電源の搭載により、従来型装置に比べて消費電力を大幅に削減。より少ないエネルギーでより高品質な緻密焼結体の作製が可能です。通電回路に生じる不要な発熱を抑える独自設計になっています。1次側電源容量も軽減され経済的です。
※お客様のご要望によりサイリスタ電源の搭載もお請けしております。
モジュール構造の採用
モジュール構造の採用により、予熱炉や冷却炉を有するトンネル型連続炉などへ柔軟に後付け追加することが可能です。また、搬入・搬出コンベアレーン、ワーク取り出し装置など各種マテハン自動化装置も追加可能です。
高精度なプロセス管理
温度、昇温降温スピード、加圧力、保持時間などのパラメータを自由に設定することができ、再現性高く精密に制御することが可能です。SPSデータアナライザー(オプション)により電流・電圧・温度・加圧力・変位量・変化率・真空度など各焼結プロセスパラメータの推移をPC画面上でモニタリング可能です。
短いサイクルタイム
高速昇温を可能とする特殊通電機構を有し、かつ高い冷却能力で急速降温も特徴です。ホットプレス、HIP、常圧焼結法などの従来法とは比較にならない短時間処理によりスピーディーな生産を実現します。
仕様表
型式 | JPX-120G | JPX-300G | JPX-600G |
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最大加圧力 | 1.2MN [122.4tonf] | 3MN [305.9tonf] | 6MN [611.9tonf] |
加圧ストローク | 150~600mm(オープンハイト600~1000mm) | ||
加圧制御 | 電磁比例リリーフバルブ方式 | ||
焼結ステージサイズ | φ300~900mm | ||
最高使用温度 | 2200℃( 常用2000℃) ※試料組成、焼結型寸法、保持時間などにより制限があります | ||
最大パルス電流出力 | 15,000A / 20,000A / 30,000A / 40,000A 出力の異なる4タイプがあります | ||
パルス制御 | ON/OFF 直流パルス制御 | ||
パルス幅設定 | 任意可変 ON/1~999msec OFF/1~99msec | ||
定格入力 | 電源用:3相 AC400V 50/60Hz 制御盤用:3相 AC200V 50/60Hz | ||
真空チャンバー | 水冷ジャケット前後室接続機構付 | ||
ワーク搬送 | 搬送駆動機構付 | ||
およその設置寸法(W×D×H) | 3800×8000×5700mm |
※改良のため上記仕様は予告なく変更する場合があります。 ※パルス電源はインバータ電源が標準仕様です。サイリスタ電源仕様のSPS生産システムも承っております。※生産用途・目的に応じた試作加工相談、オプション機器類などにつきましては随時ご相談ください。
外形寸法図
オプション
放電プラズマ焼結加工のパイオニア「シンターランド」は、1999年に国内初のSPS加工センターとして設立され、さまざまな受託研究開発・受託加工に取り組むことで、多くのSPSノウハウ・アプリケーション技術を蓄積してきました。LABOXは、当社のSPSノウハウ・アプリケーション技術に、当社グループ機械製造部門が1980年代後半より培ったSPS装置製造技術を加えて開発された最新のSPS装置です。大学、高専、工業高校など学校関係、国公立研究機関、民間企業の研究開発部門向け先進新材料研究開発のための新しいコンセプトによる材料合成装置です。ナノ材料、傾斜機能材料、ファインセラミックス、各種電子材料など新素材開発に最適です。「シンターランド」はSPS技術を基盤にお客様のご満足を第一に考え、相互信頼を大切にし、お客様と共に成長していくことを企業理念として“創造の世界”を追求していきます。